[ラノベ] 東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN



BBBのあざの耕平が送る、新感覚陰陽師アクション。
とでも言えばいいのかな?

他に、読んだことがある陰陽師ものといえば、

 少年陰陽師
  これは平安時代の安倍晴明の孫の話ですねえ。
  現代物じゃありません。

 レンタルマギガ
  陰陽師以外にも色々出てくるんですが。
  猫屋敷が強いです。

あれ、陰陽師ものって出尽くしているようで、全然読んでいないorz
他にも、とある魔術の禁書目録の土御門クンはそうですな。

というか、土御門と出てくれば陰陽師でして。
この話の主人公も

 土御門春虎

ヒロインは

 土御門夏目

というわけで、もちろん安倍晴明の子孫なんですよ。まさか、藤原系なわけなくて。


さて、物語の舞台は現代。
第二次大戦中に土御門の祖先が陰陽道を確立してしまい、公務員に「陰陽I」なーんて職種ができている時代。

主人公の春虎は見鬼の才能がなく、陰陽塾に行かず、フツーの学校でフツーの生活を楽しんでいる所。
友人の冬児、北斗とグダグダした毎日をすごしているわけですが、

そこに、「一二神将」と言われる陰陽師、鈴鹿が現れ、こともあろうか春虎を夏目と勘違いしてしまうわけですよ。
つうか、その時になんで君は嘘つくのかね。
で、「運の悪いこと」に事件に巻き込まれるわけで。


しかし、割と能動的なんで、読んでいてだるいなあという箇所はなかったですねえ。

でも、北斗の正体はありうるなーと思っていたけれど、後で読むと、欲望そのまんまなんだが、「君のためを思って」というのはどうにもこうにも嘘ではないんだろうけれど、押しつけがましいというか、何もかんがえてねぇという感じが。


まあ、続きが楽しみです。

[ラノベ] ミニスカ宇宙海賊 漆黒の難破船



読み終えた瞬間、あれ?話おわってないやん(^-^;)と。


弁天丸とオデット2世が、むかーしむかーし、一緒に戦っていた海賊船から救難信号が!
それは120年前に行方不明となった船であった!

マリカが訝しんでいるうちに、オデット2世号に税金の不払いの魔の手が!
はたして、彼女たちは無事税金を払い終えられるのか?!
そして、キャプテンリリカの決断は?!

という話です(嘘)。

まあ、相変わらずグリューエル無双に、リン・ブレッタ無双。
一体こいつらは、、、


でも、個人的には、敵の狙いの付け方が非常におもしろくて、現実味が妙にあって、好きですねえ。
しかも、プロの味わい。
リンたちが出し抜かれる所は、好きですよ。
なんというか、すっきりする負け方というのがあって、そういうツボに入ってるんですよね。


さて、後編はどうなりますか。
しかし、まさかのキャプテンリリカなんですかね。


おまけ。
 笹本先生のTwitter発見
  https://twitter.com/sasamotoU1


ところで、P80,81にまたがる、チアキとマリカの会話で一部、『と「の使い方が逆じゃないでしょうか?
マリカの方が「のはずなんで、一瞬チアキがなんでパジャマ姿??と。

#まあ、笹本先生にtweetするまでもないだろ。ホントに間違いなら、誰か指摘してるだろうし。

[ラノベ] 護樹騎士団物語 幼年学校編II ビアンは大嫌い



前巻で、シュエットとエトナらと共に男爵ゾルバを倒す事を決意するリジュー君。
守護機はビアンに任せ、ほとんど丸腰で婚礼の阻止に向かう。

そこで見たものは、超お転婆、高飛車なシュエットの姿であった。
思い人(リジュー君)の前ではまったく見せなかった、
 ・危険を無視して突っ込む
 ・命令することになれまくった態度
 ・沈んでは浮く、天気のような気分
というものを存分に見せてくれます。


そして、話はなぜ男爵が攻め込んできたのかが語られます。

ずばり、原因はシュエットだ!という話なんですが、半分はオヤジ殿でしょう。
どうしても息子が欲しいなら、妾作れよ、という事ですな。


が、んなことどうでもいいんだよ、とリジュー君は戦う事になります。
最後はいつものように、守護機での戦い。

しかし、ビアンは影が薄かったな。。。
でも最後の台詞はどうかと思うぞ。。。





[サッカー] 本田CSKA対カザン

前半、本田は何をしていたんや、という試合。

・クラ外して、本田右サイド
・前半、本田はほとんどジョグ
・まともなクロス、チャンスメークなし
・ザゴからのパスでマルゴン?が得点
・カザンの方はあまり良い所なし

後半
・本田覚醒
・守備で効いてる。相手左サイドにほとんど仕事させてない
・ちゃんと走るようになった
・ゴリブルも発動
・シュートでまともに当たったのは1本かも。これは相手がSGGKであった
・ザコはポジション取りはいいんだが、パスとシュートの確率が低い
 どこ打ってるんだ?というのが非常に多い
 でも、当たるときはすげぇというタイプ
 5本のうち4本はだめだめで、1本ゴール目前、というもの。
 ただ、確率がなあ。
・クラがいないと、無駄にロストするのがザゴだけになるので、チームとして安定する
 正直、クラはスーパーサブだろ。
・本田は攻撃的ボランチで得点をねらってくれ、という所かな

[本] 孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙



前巻で、大納言家基を守りきれなかった、磐音。
養父、養母を一人で埋葬した後、両替商の今津屋の寮でひっそりと暮していた。
しかし、田沼の手はそれすらも奪い、息の根を止めようと動き出していたのだった。

という感じで始まります。
なんというか、田沼無双状態で、天下は田沼のモノみたいなノリで進みます。@
これには、今津屋の老分さんが金兵衛さんに

 「ですが、田沼様のように株仲間を組織して独占的に利潤を吸い上げ、税を納めさせる方法では、田沼様のふところを肥やすだけ」

と言うように、田沼政治後期の賄賂まみれ、という状況がだんだんと現れてきており、頂点を極めれば後は下るだけ、という感じを見事に書き出しております。

そんな中、二人は寮でひっそりと暮す。
そこへ、視角が放たれるのですが、まあこれはいつものごとく。
そして、磐音は親しい人への手紙をしたため、おこんと旅に出る。

佐々木家の墓参りの旅。
忍んでの旅で、箱根の関所をどうやって越えるか。
島田の川をいかにして越えるか。
追ってくる刺客をどうかわすか。
そして、最後は刈谷での決戦。

霧子と弥助最強かも。

いやあ、墓参りを果たし、佐々木という名を捨て、二人は果たして一体どこへ行くんでしょうね。
まったく読めなくなってきました。


[漫画] 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (1)



攻殻機動隊の漫画もついに、士郎正宗ではなく、別人が(^-^;)

これを買うような人にとっては原作について、説明不要の漫画でしょう。
退廃的ではない、サイバーパンク漫画の最高峰。
ガジェットの濃さ、描写の細かさ、背景世界の練り込み方。
進んだ技術が当たり前にある世界というものを見事に活写してのけた事。
そして、舞台となる公安九課。
サスペンス漫画としても非常によくできていると思います。

まあ、その後、押井守が映画化したり、マトリックスに影響を与えたり、再び連続アニメ化したりと、色々あったわけですが。

ついに、別人が漫画を書いてました(^-^;)
つーか士郎さんは近年、イラスト書いていたのは覚えてますが、漫画全然書いてませんねえ。

で、こちらの本なんですが、悪くはないのですが、どこかで見た話だなあ、と。
と思ったら、SACの一話目でしたな。

新作下さいorz
そういう意味で、どうなんだ、と思う一冊でした。

[サッカー] 本田CSKA対テレク


紅きダニューブさん経由で、前後半を見た。

 http://ports0.blog9.fc2.com/blog-entry-762.html

感想
・本田、ボランチで出場していたが、トップ下な感じ。
・ザコエフ、トップ下のはずが、FWっぽい動き
・ネチド、ほとんど空気
・本田→ザコエフのホットラインはいい感じ。後は決めるだけ。
・前半のチャンスで半分ぐらいは本田が作っていた。
・つうか、ザコ、前半だけでハットトリックできただろう
 本田→ザコ、本田→ザコ、本田→クラ。これはきめなくちゃ、というのが三回もあったw
・でも、先制点はテレク。あざやかなミドル。

・オデュアの横パスは読まれすぎやろ
・先制点取ってから、しばらくテレクの時間帯。どうも、ボランチがつなぎになっていないというか。
・DFのポジションが悪い。

後半
・オデュアのびっくりミドルで同点
・後は、CSKAイケイケ
・本田、点を取りたそうだったな。でも、まだシュート数が少ない。一人で5本打てば、2試合に一点はとれるだろ。
・まー、相手が弱いならば、この布陣でもいいんじゃないか。
・最近の中では、一番攻撃的な本田がみられました

・本田、途中交代。まあ、いいんじゃね?

そんな感じ。
怪我は治ったかな、と思わせました。

[ラノベ] ウェスタディアの双星1



四冊ほど購入して、ようやく判明した感じ。
本格的なスペースオペラを読みたいならば、田中芳樹の銀河英雄伝説をお勧めします。



最近であれば、野望円舞曲ですかねえ。



SFより?には、銀河乞食軍団




それはさておき、このウェスタディアの方は子供向けなヒロイック系のスペースオペラです。
登場人物がほぼすべて、きゃぴきゃぴしています。
若い。

それはいいんだけれど、

どうもね、戦争シーンがアルファーニ無双で、なぜそれが、という点に納得がいかない

というのが最大の問題ではないかと。
宇宙空間でV字陣形ってなんだ?とか色々あるのはもう美学としておいておきましても、アルファーニ無双がすごすぎて、、、。

そういう感じの小説だと思ってよめばよめなくはないですが、という所ですねえ。

[ラノベ] レイン〈1〉雨の日に生まれた戦士



一巻だけ読むのは、止めた方がいい。
しかし、正直、私はもういいや、と思う。

話のあらすじは「ドラゴンスレイヤー」たるレインが絶体絶命の小国を如何にして救うかーという所で、一巻ではまだまだ始まったばかりである。

問題は、この作品はファンタジーの異世界をうまく描ききれていない、という点にある。
描写が圧倒的に足りていないのだ。

生活感というか、文章から世界が香り立つような所がなく、主人公がどんな服を着ているのかも、わからなくなってくる。
用語が英語表記である。
魔法が「アンチ・マジック・フィールド」とかなんとか名前がついているとげんなりする。
主人公の名前がレイン、雨の日に由来するとなると、まー、いいかとまで思う。


それを差し引いた上で、人物造形や話の展開は、ごく普通だな、と思う。
今後、俺の考えた最強キャラを見よ、にならなければ読めるレベルなのだが。。。

したがって、暇つぶしに読み始めて、「あちゃー」と本を一度閉じたのは事実で、一〇年前の角川スニーカーとか富士見ファンタジアの方がいいんじゃね?と思ったのであった。。。



[本] 女子高生=山本五十六リローデッド



やったぜ、架空戦記の「女子高生山本五十六」シリーズがついに復活。
2chとかでは、なんぞ著作権のまわりでごたごたしていて、続刊がむりではないかと言われていたようですが、無事復活!

今回は、超有能だった米内の「中の人」の正体が!
「中の人」が出張ででられなくなって、代わりにメイドさんが「中の人」に!
山本五十六はこのピンチを切り抜けられるのか?!


やあ、読んでみて、いいですねえ。
後知恵を最大限に活用していたわけですが、この巻もすばらしい。
でも、有名人のパロを出すのは大丈夫なんですかね?ジャック・スパロゥとかw

で、ついにアメリカも本気に!
コリン・パウエルみたいな人の孫娘が参戦!
あの、ハル国務長官で。

まー、本人が参戦よりはましですが、結構チートっぽw

その辺がおもしろいのですが。

なにはともあれ、復活のお祝いですよ!!ヒャッッハー

[GAME] ダンテズ・インフェルノ ~神曲 地獄篇~



God of War3が出るのに、何買ってるんだよ、というのはさておきですね、
ダンテ・インフェルノです。

ごく普通のアクションゲーで、洋物ですな。
モチーフはダンテの神曲。

で、一七歳未満NGってのがあるように、ストーリーが結構大人向きというか、いやんな話です。
グラフィックは悪くない。アクションゲーとしてもごく普通によいしろものですが、飛び抜けたものがない。

NINJA GAIDENみたいなすごさはないですね。

いくつか不満点もあって
 ・フラウドのミッションクリア形式の所は萎えました。一〇回同じようなパターンで戦闘なんだもん。
 ・即死判定の場所が多すぎて萎える
 ・それがジャンプの角度が見にくいからだとなおさら萎える

難易度はそれほど高くないです。

まー、お金に余裕があれば、一度どうぞ、そんはしませんよ、という所。もっと安くなってから買うべきでしたねえ。


[サッカー] VSバーレーン戦

なんというか、バーレーンは主力五人が居なかったということで、あるいみ楽勝でしたな。

前半


後半


例の「世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス」
 http://cast-a-spell.at.webry.info/201002/article_14.html

という本を読んだ直後だったので、DFのポジションとかに注目して試合を見ていたのだが、

バーレーンのDFがザルだね。

ボール持っている人間に引き寄せられすぎです。
ディアゴナーレが保持できていません。

その最たる物が前半終了間際の本田→松井へのスルーパス。本田に二人吸い寄せられ、松井がどフリーw

まあ、主力が抜けてるって事は、そういうもんかな。

[漫画] 乙嫁語り



究極のメイド漫画で名を上げた、森薫の新作です。

やあ、相変わらず森薫先生の漫画はいい。

線が美しく、人物がうまく書き分けられ、服がエロい。
この書き込み量はハンパないですねえ。

20歳のアミルと12歳のカルルク。
これからの生活がうらやましい・・・(^-^;)

なんだかすでに二人ともラブラブ状態ですが、まあ、まだこれからということで、「乙女の嫁」。

ナタリーがよい記事をUPしておりましたので、そのリンクをば。
 http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari

しかし、もう少し刊行速度を上げてほしいと思いマス>森先生

[ラノベ] 翼の帰る処2下




上巻で、黒狼公に任じられたヤエト。
第二王子の国からの使者を迎えて、領内の盗賊討伐に乗り出すのだが、そこにはかつて帝国が滅ぼした国の者たちがいた。
王子と、予言者が居た。
ヤエトは彼らを帝国の民として受け入れると言い出すのだが・・・

この巻は北嶺が全然でてきとりません。
皇女はずっとヤエトの元に避難中(^-^;)
ヤエトは領地であれこれと動き回らざる得なくて。

しかし、ものすごい勢いでヤエトの力が成長中。
ついでに、皇女も知恵をつけてきていますな。

で、ヤエトの旦那、やはりというかかなり無謀というか、腹黒い人ですなあ。
この男、策謀家の才能が絶対あるわ。。。

若干、中だるみする感じがありますが、まあ悪くない巻でございました。



[ラノベ] 翼の帰る処



これはすばらしい。
妹尾ゆふ子のラノベ翼の帰る処。

装丁からしてすばらしい絵なのですが、内容もすばらしかった。

舞台は、真帝国というこの一〇年で成立した国。
砂漠を越えて大陸の東側に逃げ延びた人々たちが作った国。その北辺である、北嶺に飛ばされたのは、尚書官のヤエト。
彼は三〇後半の線の細い男で、体が弱い。とてつもなく弱い。隠居願望をもち、北嶺に飛ばされてはラッキーと思い、隠居に近い状態になろうとする。
そこへ、皇女が赴任してきて、彼を太守とするという――

この物語がすばらしいのは、背景世界が美しく描写されている事でしょうか。
ヤエトの能力である、<過去を見る>力もあってこそ。
北嶺で生き抜くための生活力を鳥に託して、うまく文章にしている。

そして、主人公たちの個性。
隠居願望を持ち、しかし、皇帝にすら直言してしまう無謀なヤエト。
花の騎士、大貴族の跡取りだが、屈託ないルーギン。
まだ子供だが、少女になろうとしている皇女。

前半では彼らがようやく打ち解けてくる。
後半では、ヤエトが皇女を巡る陰謀に巻き込まれる事になる。
その陰謀がどろどろとしており、さらに嫌らし所がよろしい。

そんなわけで、今月末の2下巻も楽しみである。







[ラノベ] IS②



美少女+メカ。

もう、お腹いっぱいです。

一応一通り読みましたが、なんというか、売るためだけの小説。
わからんでもないですが、この設定はどうかと思うわけで。

二巻目の頭からして、親友の妹とフラグが立つわ、幼なじみとのフラグが強化されるわ、転校生とフラグが立つわ、とにかくフラグたてりゃーいいってモンじゃないでしょう。

はあ・・・わからんでもないのですがねえ、ちょっとこれは、と年配の読者は思うわけで、放言して離れていくことにします。

[ラノベ] アダルシャンの花嫁



おもしろいよ、と言われたので買ってしまった。

話はごく普通のビーンズ文庫。
主人公は辺境のアダルシャン王国の王弟アレクシード、そこへ嫁ぐのは一〇歳の大カストリア帝国の皇女である。
腹違いの兄貴から押しつけられた花嫁に対して、当然アレクシードはいらだつのだが、国のためにぐっとこらえる。
だが、その裏側ではきな臭い陰謀劇が――

挿絵が若干気にならないわけではないのだが、まあよいでしょう。

主人公の二人とも、ビーンズ文庫にありがちなものです。
しっかりと弱小国家な所も書き込んであります。でなくちゃ、必然性が生まれないからねえ。
この物語のすばらしい所は、皇女ユスティニアの素直さでしょうか。

小さな子供だから何もできないわけではない。
魂を救うことはできるのだ、という事です。

若干、一巻目という事で堅い感じがしましたが、それを差し引いてもまあいいかな、と。

[本] 大正野球娘。



なかなかの百合小説。
マリ見て系の話でした。

この小説の見所はなんと言っても、時代背景にあると思う。
大正時代というのは、こういうものなのだ!という細かい書き込み。
洋食というのがまだまだ普及していない中、主人公の両親が営むすず川ではオムライスなんか提供しちゃってたりする。
服は大抵和装で、セーラー服が普及してきたばかり。
野球が大々的に広まるのは、戦後なんですよね。
それまでは、六大学野球の方が人気が高かった。といっても関東限定ですが。

そんな事だから、皆野球ってなんだ?の世界であり、金属バットが秘密兵器になるわけですよ。

しかし、いくらなんでも、野球好きの男とぽっと出の女が互角の勝負はありえねぇ。
その点、アニメの方が若干現実的かねえ。

しかし、おもしろいことはおもしろいデス。
話本編より小ネタが楽しいってのは、SFに通じる所があるかも。



[本] 老人と宇宙



最近、なんだかラノベでおもしろいのないよなあと思いつつ手に取ったSF小説。
ジョン・スコルジー氏の作品です。

ヒューゴー賞までとはいきませんでしたが、登竜門たる、キャンベル賞を受賞してます。
中身は、ハインラインの「宇宙の戦士」なんですけれども。

個人的に気に入ったのは、翻訳の質です。
普通、翻訳物は引っかかる事が多いのですが、ざっと流して読んだ限りにおいて、翻訳で首をひねるような箇所ってあまりなかったです。
おかげさまで、ずんずん読み進める事ができて、よろしい。

「老人と宇宙」
七五歳を迎えたアメリカ人ジョン・ペリーがコロニー連合の兵士として生まれ変わり、激戦を戦う。
本書の半分は、訓練に費やされてしまいます。
が、それも世界観を知るために重要な一歩で、ガジェットがすばらしい。
スーパー兵士に生まれ変わるわけですが、緑の肌、強化された肉体、頭の中にコンピュータ、あまつさえ、顔も美人になっているという。
過酷な訓練を費やして、人ではないことを覚え、戦場にかり出される。
その課程で、仲間を見つけ、戦うのです。

そして、妻の影が――

ガジェットだけではなく、ストーリーテラーとしてもいい感じです。
やあ、死亡率がもう少し低ければ、わたしゃ今すぐコロニー連合の兵士に生まれ変わっていいですよ、ホント。


「遠すぎた星」
今度はジョン・ペリーは出てきません。
前作でジョンと絆を深めたジェーン・セーガンは出てきますが。

代って、裏切り者の天才学者であるブーティンのクローンにして特殊部隊兵士のジェレド・ディラックを主人公に据え、今度は老人と宇宙でほのめかされた「ゴースト部隊」の内実に迫る話です。

例によって前半は訓練シーンで終わりますが、後半からはコロニー連合が戦う銀河の様子がよく描かれています。前巻では宇宙人は出てきても、端役の扱いでしたからねえ。
殺されるために出てくるようなものでして。

今回はちゃんとした人格のある好敵手として出てきます。

なぜ、ブーティンはコロニー連合を裏切ったのか。コロニー連合はどうやって人類のコロニーを支配しているのか。
その辺の謎が鍵です。

そして、全宇宙規模の外交戦が舞台裏では繰り広げられて。。
最後の最後までスリリングです。


「最後の星戦」
いや、これはタイトル違うだろ。The Last Colonyだから、最後のコロニーでしょ。
読むと、大規模な戦争はともかく、ゴタゴタはありそうな感じですし。

それより、アレレと思ったのは、表紙。ジェーンの隣にいる緑色の男は誰だ?

結局、ジョン・ペリーは緑色に復帰しなかったし、妻にして元特殊部隊のジェーンも緑色にならなかったんだが。
なので、アレレという感じ。

話は退役して街のお役人様をやっているジョン・ペリーとジェーン・セーガンの元に、前の上司がやってきて、「新しく作るコロニーのリーダーにならないか」と持ちかけてくる所から始まります。

そこから新しい星へ移動して、未開の地でコロニーを作る。
その制限がすばらしい。政治的理由から最先端の機器が使えない。奮闘する植民者たち。
しかし、土着生物が彼らを襲う。

後半は星系間政治が主役になってきます。
そして、ついにコロニー連合の独占が、ジョンの手によって崩されていく。

やあ、ここまで書いちゃうと次はないですね。
実際、四作目は娘のゾーイの物語ですし。

なかなかおもしろい一作でした。


この作品群のおもしろい所というのは、遺伝子改良されたスーパーな兵士たちが味方である、という所でしょうか。
これまでのSFだとそういうのは反逆して人類にフルボッコされるのですが、そうはなっていない。
個人的に好きな展開です。

ついでに、宇宙人がそれなりに特徴があって、けれど、それを全面に出していないという事でしょうか。ギミック万歳というものではない。
けれど、ディラックの最後のシーンなどのようにうまくしかけは織り込んでいるわけです。

そういう所で、見事だなあ、と。


後、特殊部隊の体に戻ったジェーンとジョンの子供は遺伝的にどうなんでしょうかね。
すごく気になります。
フツーの人間だったら、がっかりのような。それでいいような。
というか、ジェーンに子育てできるのか?彼女、まだ一〇数歳じゃなかったっけ。アレ?年の差六〇才夫婦?w

あー、妊娠したのがこのタイミングってのは、妊娠させちゃうとポルノ条例に引っかかるからですか?
退役した直後だと、まだ生まれて一〇才ですからねえ。