[本] 妻はくのいち



名手、風野 真知雄さんの時代小説。

天文馬鹿の雙星彦馬の元へ、一人の女が嫁にやってくる。
名を織江。
彦馬はそれを不審に思いながらも、織江を受け入れ、二人は幸せに暮していた。

はずだった。

一月で織江は忽然といなくなる。
彦馬は必死に織江を探す。そして、織江がくのいちではないか、と紹介した上司に教えられ、彼女を捜しに江戸へ向かうのだった。。


という話なのですが、話の半分は彦馬の推理小説。
残りの半分が忍者小説という趣。

背景を流れる通底音として、甲子夜話を書いた平戸藩の松浦静山が目指す開国と、それを阻止せんとする幕府との暗闘、という意味もあります。
具体的には、シーボルト事件なども触れられており、1824-28年前後だろうと思うのですが。
年号がどっかにかいてあったかな・・・思い出せないや。


で、内容について。
小話はおもしろいのですが、どうにも彦馬と織江のすれ違いすぎが、なんかもうすでに妄想の域に入ってるんですよね。
若干、キモイぐらい。

もう少し引き合わせてやってくださいよ。
一緒にいた一ヶ月がどれほど濃密だったか、というのは徐々に明らかになっていくわけですが、なんか失踪直前までが淡泊なので、

それはストーカーじゃないのか

と思うほどですんで。

ああ、個人的には変態度は織江の方が酷いと思いますよって。


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